ヘナの時間は、手から伝わるヒーリング。
「ヘナって、染めるだけじゃないんですね…」
多くのお客様が、施術後にこんな感想をくださいます。
色が入るだけでなく、心がほぐれて、肩の力が抜けて、なんだか前向きな気持ちになる。
実はそれ、ヘナの力を発揮させる手からの“エネルギー”の影響かもしれません。
技術よりも、“どんな手で触れるか” が大切
髪を扱う美容師にとって、手は一番の仕事道具。でも、どんなに技術が優れていても、「ただ作業をこなす手」と「お客様を思いやる手」では、まったく違うものが伝わります。
ヘナの施術は、基本的に手で塗布していきます。
指先の力加減、手の温かさ、リズムや圧。
すべてが“言葉のないコミュニケーション”となり、お客様の心と身体に浸透していきます。

なぜ「手塗り」なのか?
私たちのサロンでは、道具ではなく“手”でヘナを塗布することを大切にしています。
その理由は3つ。
- 地肌への密着感が高く、染まりが均一になる
- 触れることでお客様の緊張が緩み、リラックス効果が高まる
- 頭皮マッサージ効果がある
この「手で触れる」という工程自体が、実は大きなヒーリング要素なのです。
手だけじゃない。“心”で触れることの意味
でも、ただ手で塗るだけでは、真の癒しは届きません。
何より大切なのは、その人に“心”を向けること。
「このお客様の心と身体がほぐれますように‥」
「日常がキラキラと輝きますように‥」
そんな気持ちを込めながら触れるだけで、同じヘナでも伝わり方や仕上がりががまったく違うのです。
どんなにいい商材を使っていても、どんなに経験が長くても、“心のない手”では髪の奥には届きません。
美容師の手は、ただの施術者ではなく、
「その人の状態を感じ、整えるセンサー」だと私たちは思っています。
ヘナがくれるのは、髪だけじゃない変化
髪のハリ・コシ・ツヤ。それはもちろん、ヘナの魅力です。
でもそれ以上に、お客様の表情が変わっていく瞬間に立ち会えることこそ、私たちの喜びです。
- 「最近、自分の時間が持てなかったけど、ここに来るとリセットできる」
- 「不思議とイライラしなくなった」
- 「髪だけじゃなく、心まで軽くなった気がする」
そんな言葉をいただくたびに、「触れる仕事って、すごい力があるんだな」と感じます。
まとめ
人の体には、エネルギーが流れています。
その流れを整えるのが、技術ではなく“手”であり、“心”です。
あなたの触れる手が、お客様の人生を明るく照らすかもしれません。
そんな可能性があるこの仕事に、誇りを持って。
今日も、丁寧に私たちはヘナを取り扱っていきたいと思います。