お客様に最高のサービスを～美容師向けリピート講習会

リピート講習会を開催しました

先日、当サロンで「アーユルヴェーダ」、「クラニオセイクラル」、そして「施術者の手を作る」という3つのテーマで講習会を開催しました。多くの美容師の皆様にご参加いただき大変盛況でした。
今回は、その講習会の様子と各テーマについて美容師の視点からその魅力をお伝えします。

3つのテーマ
アーユルヴェーダ、クラニオセイクラル、施術者の「手」を作るとは？

アーユルヴェーダとは？

アーユルヴェーダは、インド発祥の伝統的な医学体系で、約5000年の歴史があります。「アーユルヴェーダ」は、サンスクリット語で「生命の科学」を意味し心身のバランスを保つことを重視します。アーユルヴェーダでは、以下の3つのドーシャ（体質）が基本となります。

• ヴァータ（Vata）：風と空の元素を持ち、動きや変化を司る
• ピッタ（Pitta）：火と水の元素を持ち、消化や代謝を司る
• カパ（Kapha）：水と地の元素を持ち、構造や安定を司る
  

ヘナを扱う美容師として、アーユルヴェーダの知識を持っているとお客様により健康的で美しい髪と肌を提供することができます。

クラニオセイクラルとは？

クラニオセイクラル（Craniosacral）セラピーは、アメリカのオステオパシー医、ウィリアム・サザーランド博士によって開発されました。この療法は、頭蓋骨（クラニオ）と仙骨（セイクラル）の微細な動きを調整することで、全身の健康を促進します。クラニオセイクラルの技術を取り入れることで、お客様のリラクゼーションと健康促進に繋がります。

• ストレスの軽減：リラクゼーション効果が高く、精神的なストレスを軽減
• 痛みの緩和：頭痛や首・背中の痛みなどを和らげる
• 免疫力の向上：全身の循環を改善し、自然治癒力を高める

施術者の「手」を作るとは？

「気」の鍛錬といって、エネルギーを手のひらに集めて気の玉(ボール)を作って自分の丹田に納めます。
まず自分を整えてから、お客様を施術するためです。東洋医学や気功などで使われる概念で、体内のエネルギーや生命力を指します。施術者が自分の「気」を整えることで、手技の質が向上しお客様により良いサービスを提供できるようになります。

講習内容

講習会では、以下の内容を実践していただきました。

• 呼吸法の実践
  正しい呼吸法を身につけることで、施術者自身の「気」を安定させます。深い呼吸をすることで、心と体がリラックスしお客様に対しても落ち着いた施術が可能になります。
  
  
• 姿勢と意識の重要性
  施術中の姿勢や手の置き方を見直し、自分の「気」をお客様に伝える方法を学びました。例えば、背筋を伸ばし、手のひらを柔らかくすることで、エネルギーの流れがスムーズになります。
  
  
• マインドフルネスの導入
  瞬間瞬間に集中することで、施術の質を向上させます。お客様に触れる際、意識を集中させることで施術がより効果的になり、リラクゼーション効果も高まります。
  

講習会の様子

美容師にとってのメリット

• 差別化
  アーユルヴェーダやクラニオセイクラル、施術者の「気」を整える知識を持つことで、他のサロンと差別化を図れます。お客様に、より専門的で個別対応のサービスを提供できるのは大きな強みです。
• 顧客満足度の向上
  健康と美を両立させるアプローチで、お客様の満足度を高めリピーターを増やせます。
• 自身の成長
  新しい技術や知識を学ぶことで、美容師としてのスキルが向上し自己成長に繋がります。
• 施術の質向上
  自分の「気」を整えることで、手技が安定しお客様に心地よさを提供できます。
• 自己ケア
  施術者自身も健康でいることが重要です。「気」を整えることで、疲れにくくなり、長く美容師としての仕事を続けられます。

最後に ～お客様に最高のサービスを提供できる美容師へ～

今回の講習会を通じて、美容師の皆様にアーユルヴェーダ、クラニオセイクラル、そして施術者の「気」を整える重要性を伝えることができ、大変嬉しく思います。
特に今回なかなか伝えたくても伝えにくい悩みどころだった部分「気」の重要性を参加者の方にお伝えできて、実感していただけたことがとても嬉しいです。
これらの技術を日常の施術に取り入れることで、お客様にさらに満足いただけるサービスを提供できると思います。次回の講習会についての情報は、当サロンのSNSで随時お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

なかなか学ぶ場が少ないアーユルヴェーダやクラニオセイクラル、そして「気」を整える技術を学び、お客様に最高のサービスを提供できる美容師へと成長・向上していきましょう！